こんにちは、シンです。
今回は「仮想通貨のリスク」について解説します。
✅この記事で解決する疑問について
- なぜ仮想通貨投資が危険だと感じるのか?
- リスク要素を考える。
- リスクの対処法は?
- 上記について、1つ1つ解説していきます。
私は2021年から仮想通貨投資をしています。きっかけは仮想通貨を儲かるという情報が耳に入ってきたので、なんとなく始めてみた感じです。
もちろん仮想通貨はリスクが高く危険だということも承知していました。
でもよくよく考えると、「なぜ仮想通貨投資が危険なのか?」うまく説明できなかったので、不安要素を考えてみました。
まだ仮想通貨投資に不安があり始められていない人は、なぜ不安なのかを自分の中に落とし込めるかもしれません。
リスクを理解した上で投資を始めるのも良いですし、自分には向いていないと思えばやめておいてもいいと思います。
それでは解説に入っていきます。
結論からお伝えします。仮想通貨投資が危険だと感じる理由は以下の4つです。
- 歴史が浅い
- ボラティリティが高い
- 仮想通貨の種類が多い
- 結局よくわからない
1つずつ解説していきます。
歴史が浅い
初めに少しだけ仮想通貨の誕生から価値がつくまでの流れの説明をします。
最初の仮想通貨であるビットコインができた始まりは、「サトシ・ナカモト」と名乗る人物が2008年11月に発表した論文です。
この論文で提唱されたブロックチェーンの技術に興味を持った人たちが分担してコードを書いて、徐々に現在の形に近づいてきたそうです。初めはコミュニティの中で「ビットコインを掘り当てた」とか「ビットコインを送ってみた」と楽しんでいただけのものだったみたいです。
このビットコインが最初に現実世界で通用する「通貨」として価値を持ったのが、2010年5月22日に「ピザ2枚=1万BTC」で取引が成立した時のことです。
ここからビットコインが「ただのデータ」から「価値のあるデータ」として変わった瞬間になります。
つまり仮想通貨が誕生してから現在(2022年)までまだ13、4年しか経っていないということになります。
次に投資の王道である株式投資はいつから始まったのか?
それは1602年にオランダで設立された東インド会社が始まりだと言われています。
株式投資は誕生してから400年以上の歴史があります。
下記の画像は、米国株の代表的な指数「S&P500のチャート」になります。
このチャートを見ると、大きな下落は2000年の「ITバブル崩壊」と2008年の「リーマンショック」のように見えますが、その他にも30%以上下落したケースが1920年代から合計で8回もありました。
しかしいずれの下落からも回復しており最高値を更新し続けています。
この歴史こそが株式投資の強さを表しており信頼が持てる指標の一つとなっています。
次の画像はビットコインの誕生からのチャートになります。
わかることは圧倒的に歴史が浅いことです。現在(2022年8月)は大きく下落しています。
仮想通貨が経験したことのある暴落はコロナショックだけです。一応コロナショックの下落から回復して最高値を更新しましたが、経験が少ないため株式投資ほど信頼を置くのは難しいと思います。
じゃあどう判断すればいいのか?
それは結論、「仮想通貨の未来を信じるか信じないかだけ」です。
株式も仮想通貨も両方にいえることは、「未来は誰もわからない」ということです。
過去の実績は参考になりますが、絶対ではありません。これから株式が縮小していき仮想通貨の時代が来るかもしれませんし、仮想通貨の価値がほとんどなくなくかもしれません。
まとめると、
- 仮想通貨の歴史はまだ浅いしこれからどうなるかは予測できない
- ただそれは株式投資も同じで
- 結局はあなたが仮想通貨の未来を信じれるか信じれないかだけ
という結論になります。
仮想通貨の技術と将来性については「【初心者向け】ビットコインとブロックチェーンについて徹底解説!」を参考してもらえればと思います。
ボラティリティが高い
ボラティリティとは価格が時間の経過とともに、どれくらい上昇あるいは下落したかを示す尺度のこといいます。一般的に変動が激しい資産の方がリスクが高く、ボラティリティが高いです。
上記で画像でも確認できるように、仮想通貨で一番安定しているビットコインでさえ一日に20〜30%の変動が起こることはよくあります。
それに比べてS&P500指数では一日で5%の変動でもあった日には大騒ぎになります。
仮想通貨を買おうと考えている人はこの変動幅が耐えられるどうかです。これを専門的な言葉で「リスク許容度」と言います。
投資のリスクとリターンは表裏一体です。低リスクであれば低リターン、高リスクであれば高リターンが期待できます。
そして投資は資金力(入金力)がものをいう世界です。
100万円を年利10%で運用できても110万円にしかなりませんが、
1億円を年利10%で運用できたら1億1000万円になります。
これがいわゆる「資本主義における格差拡大の問題」なんですが、今回は話がズレてしまうのでここまでにしておきます。
その点において私は、資金力があまりない人たちにとって仮想通貨は魅力的だと思っています。近年「仮想通貨で一発億り人」という人がいっぱい出たことも納得できます。
もともと資金がある人は仮想通貨で高いリスクを取らずに、株式投資で堅実な資産形成をしていけばいいと思います。
まとめます。
- 仮想通貨は価格の変動が激しいため、それに耐えられるかどうか
- もちろん0になる可能性もある
- それが許容できたら魅力的な投資対象
仮想通貨の種類が多い
ビットコインから始まった仮想通貨は、2022年現在では6,000種類以上もあります。
国内取引所で取引可能な通貨だけでも約20種類ほどあります。これからまだまだ増えていくと思います。
これだけの種類から何を買ったらいいのかわからないのは当たり前です。
そんなあなたに私からの提案は、まず「ビットコイン【BTC】」「イーサリアム【ETH】」を少額から買ってみることです。
この2つは仮想通貨の時価総額1位2位のコインで、ユーザーからの信頼と安定感は他のコインに比べて段違いにあります。
現時点において、この2つのコインの価値が0になるのであればそれは全ての仮想通貨の価値が0であるのと一緒と考えていいと思います。
実際に買ってみることで自分ごととして勉強するようになりますし、リスク許容度がどれだけあるかも把握することができます。
通貨のボラティリティに慣れてくれば、金額を増やしてもいいですし、違う種類のコインを買ってみるのもいいと思います。
別のコインを買う時には、価値が0になる可能性も考慮しておくこととそのコインが何のプロジェクトで作られたコインなのかを把握することが重要です。
まったく進行してないかもしくは内容が無いプロジェクトのコインの価値はありません。きちんと理解した上で購入することをおすすめします。そしてインフルエンサーの言葉や価格の暴騰だけで買ってはいけません。投資は自己責任です。
まとめると、
- 最初は「BTC」「ETH」を少額から買ってみる
- あとは勉強して考える
結局よくわからない
仮想通貨を調べていくと自分のまったく知らない情報が多すぎて、結局よくわからなくなり「もういいや、やめた」ってなります。
私自身、仮想通貨を買おうと思って色々調べている途中で挫折してやめたことがあります。
例えば、
- ブロックチェーン
- スマートコントラクト
- NFT
- DeFi(ディファイ)
- 〜to Earn
調べ始めたらキリが無いくらい種類があります。
私は継続勉強中ですが、仮想通貨を理解するためには「金融リテラシー」と「ITリテラシー」が不可欠だと感じました。
つまり初心者が仮想通貨を理解してから投資を始めることは、とてもハードルが高いです。これではいつまでたっても仮想通貨を買えません。
そこで私のアドバイスとしては、上記でも書いたようにいったん思考停止で「BTC」「ETH」から少額でも買ってみることです。
もし不安であればブロックチェーンとビットコインだけでも調べると良いと思います。
とりあえず大事なことは実際に買ってみることです。
慣れてからあらためて興味が出てきた分野の勉強をして、手を伸ばしてみることがいいんじゃないかなと思います。
参考にNFTについての記事を書いていますので「【初心者向け】NFTを徹底解説|将来性について考えてみた」を読んでもらえたら嬉しいです。
リスクを理解して少額から買ってみよう!
今回説明した「仮想通貨のリスク」を理解すれば、自分が仮想通貨投資に向いているかどうかわかると思います。
最後に、紹介した判断基準をおさらいです。
- 未来のことは誰もわからない
- 仮想通貨の未来を信じるか信じないかだけ
- 価格変動(0になる可能性有り)に耐えられるか
- 始めるなら少額から「BTC」「ETH」
「これから仮想通貨投資を始めたい!」という方は、以下の記事で仮想通貨の始め方を1から解説していますのでチェックしてみてください!
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